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口臭の原因は「肝臓」にあるかもしれない?
口臭といえば「歯みがき不足」や「虫歯・歯周病」を思い浮かべる人が多いですが、実は体の内側の不調が原因で起こるケースもあります。
その一つが「肝臓の不調」。
普段はあまり意識されない肝臓ですが、機能が低下すると独特な甘ったるいニオイの口臭を引き起こすことがあるのです。
肝臓と口臭の関係
肝臓は、体内の老廃物や毒素を処理する「解毒の役割」を担っています。
しかし、肝機能が低下するとこれらの毒素が血液中に残ったままとなり、肺を通じて体外に排出されるようになります。
このとき発生するのが、
✅ アンモニア臭
✅ 甘ったるく、ツンとしたニオイ(アセトン臭)
などの独特な口臭です。
甘ったるい口臭の特徴とは?
✅ ミントでごまかせない深いニオイ
✅ 甘く、ツンとするような揮発性のニオイ
✅ 空腹時や疲れているときに強く感じる
✅ 長期間持続する
これは一時的な口の汚れではなく、内臓からくるニオイのため、通常のオーラルケアでは消えにくいのが特徴です。
肝臓が不調になる原因
① アルコールの摂りすぎ
肝臓はアルコールの分解を行う臓器。飲酒量が多いと肝臓に大きな負担がかかります。
② 脂肪肝・肝炎
脂質の多い食事や肥満が原因で肝臓に脂肪が蓄積されると、機能低下を引き起こします。
③ ストレス・不規則な生活
ストレスや睡眠不足も肝臓の働きを悪くします。現代人に多い見えない肝臓負担です。
肝臓が原因かも?セルフチェックポイント
✅ 疲れやすく、だるさが続く
✅ お酒に弱くなった気がする
✅ 肌荒れや吹き出物が増えた
✅ 目の白い部分が黄色っぽい(黄疸)
✅ 口臭が甘く、通常のケアで取れない
これらに複数当てはまる場合は、肝臓の機能低下のサインかもしれません。
肝臓が原因の口臭対策法
① 食生活の改善
・脂っこい食事、甘いもの、アルコールを控える
・野菜、たんぱく質、発酵食品など肝臓を助ける食事を意識する
② 定期的な休肝日をつくる
お酒を飲む習慣がある人は、週に2日は肝臓を休ませる日をつくりましょう。
③ 睡眠とストレス管理
質の良い睡眠は肝臓の回復を助けます。ストレスをためすぎないことも大切です。
④ 病院で検査を受ける
口臭が続く、体調にも違和感がある場合は、血液検査などで肝機能を調べましょう。
まとめ:甘い口臭は「肝臓のSOS」かも
甘いようなツンとした口臭が続いている場合、肝臓の不調を疑ってみることも大切です。
自分ではなかなか気づけない臓器だからこそ、口臭が「気づきのサイン」になることも。
気になる症状があれば、食生活を見直したり、医師に相談して体の内側から整えていきましょう。
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