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「なんか歯茎が腫れてる?」軽い違和感が始まりだった
ある日、ふと鏡を見ると「なんか歯茎が腫れてるな」と思ったんです。
痛みはそこまで強くなかったし、「寝不足かな?」くらいに思ってました。
でも、数日経っても違和感が取れない。歯磨きをしても、やたらと出血する。
これはさすがに変だなと思って、重い腰を上げて歯医者に行くことにしました。
「歯はキレイなんだけど…」まさかの“歯周病”
診察の結果は、予想外のひと言でした。
「歯はキレイに磨けてます。ただ、歯周ポケットがかなり深くて…歯周病が進行していますね」
正直、「え、歯周病?自分が?」って感じでした。
歯磨きもしてるし、歯並びも悪くない。それでも歯周病になるなんて。
先生いわく、「見た目がキレイでも歯周病になることはある」とのこと。
しかも、放置しておくと歯を支えている骨が溶けていき、いずれ抜歯が必要になるそうです。
スケーリングでは追いつかないと言われ、手術を決意
最初は通常の歯石除去(スケーリング)で様子を見ることになったんですが、
数週間通っても改善が見られず、先生から「手術をした方がいいかもしれません」と言われました。
具体的には、「フラップ手術(歯肉剥離掻爬術)」というもので、
麻酔をして歯茎を切開し、深い部分に溜まった歯石や感染部分を取り除く処置。
怖い。でも、怖がってる場合じゃない。
このまま放置すれば、将来的に歯を失うリスクがあるんだ、と覚悟を決めて手術を受けることにしました。
手術当日…正直、怖かったけど思ったよりは痛くない?
手術当日は局所麻酔をしてもらってからスタート。
歯茎を切開されるときの感覚はやっぱり緊張しましたが、麻酔のおかげで痛みはほとんどなし。
音や引っ張られる感覚があるのが少し怖かったですが、
先生が声をかけながら進めてくれたので安心感がありました。
処置時間は部位によりますが、僕の場合は30〜40分くらいで終了。
終わったあとに鏡を見ると、歯茎に糸がついてて…「あ、本当に手術したんだな」って実感が湧きました。
術後の生活と経過…注意点は?
術後1週間ほどは、柔らかいもの中心の食事。
強く歯磨きできないので、指導されたとおりのうがいやケアをしっかりと継続。
腫れは数日で落ち着いて、痛みも鎮痛剤でコントロールできました。
抜糸をしてから徐々に歯茎も落ち着き、再検査のときには歯周ポケットの深さも改善。
「ここまでくれば、あとは再発しないようにメンテナンスですね」と言われたときは、正直ホッとしました。
歯周病は“痛みが出てから”じゃ遅いこともある
今回のことで一番感じたのは、歯周病は本当に“静かに進行する”病気だということ。
痛みが出る頃には、かなり進行していることが多いそうです。
だからこそ、大事なのは“違和感”のうちに行動すること。
「ちょっと変かも?」の段階で歯医者に行っていれば、手術までは必要なかったかもしれません。
最後に──歯を守るのは、未来の自分を守ること
「たかが歯茎の腫れ」と思っていたら、大切な歯を失うところだった──
そんなリアルな体験を、今こうして誰かの役に立てたらうれしいです。
あのときの決断があったから、今も自分の歯で食事ができています。
手術は怖かったけど、やってよかった。心からそう思います。
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