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「鼻」と「口臭」が続いているって知ってましたか?
口臭の原因と言えば、「歯磨き不足」や「舌苔」「虫歯」など一般的ですが、
実は「鼻の不調」が口臭に続いていることもあるって知っていましたか?
「最近、なんとなく口臭が気になる…」
「鼻づまりが続いているけど関係あるのかな?」
そんな人のために、今回は「鼻づまり」「副鼻腔炎」と口臭の関係性について、やさしく解説していきます。
鼻づまりがわかる「口呼吸」と口臭の関係
鼻が詰まっていると、自然と「口呼吸」になってしまいます。
そうすると、口の中が乾燥しやすくなり…
- 唾液の量が困る
- 細菌が増えやすくなる
- 舌苔がたまりやすくなる
という悪循環が起きます。
唾液には本来、抗菌作用やニオイを洗い流す力があるため、
口呼吸が続くと細菌が積極的に活動できる環境になり、
結果として**「生ごみのようなニオイ」や「すっぱいニオイ」**につながることも。
副鼻腔炎(蓄膿症)の原因の「上咽頭からのニオイ」
副鼻腔炎とは、鼻の奥にある「副鼻腔」に膿がたまる病気。
慢性的に鼻がつまったり、黄色や緑色の鼻水が出たりする状態です。
この膿が喉や鼻の奥に流れ落ちていくことで、
**「口臭として感じられる不快な臭い」**が発生するのです。
具体的にはこんなニオイが特徴:
- ドブのような腐敗臭
- 鉄っぽい生臭さ
- 鼻の奥にへばりつくような重たいニオイ
これは歯や舌の問題ではないため、いくら歯磨きをしても消えないが特徴です。
鼻が原因の口臭の見分け方
口臭が「鼻由来」かどうかを見極めるヒントはこちら👇
- 朝起きた時に特に臭いが気になる
- 鼻水が黄色〜緑っぽい
- 鼻の奥や喉の方からイヤなニオイがする
- 歯や歯茎に異常はないのに口臭が続いています
- 周囲から「鼻がつまってる?」と言われることが多い
いくつかの場合は、口臭の原因が鼻にある可能性が高いです。
鼻由来の口臭対策
①鼻呼吸を意識する
日常的に「鼻で呼吸する」ことを意識するだけでも、
口の中の乾燥を防ぎ、雑菌の繁殖を心がけることができます。
寝ている間に口が開いてしまう人は、
口テープや鼻呼吸用サポーターなどの活用もおすすめです。
②鼻づまりの改善
アレルギー性鼻炎や風邪の後遺症などによる鼻づまりには、
- 鼻うがい
- 蒸気を吸入する
- 病院で処方される点鼻薬
などの対処が有効です。
③副鼻腔炎がある場合は耳鼻科へ
慢性的な副鼻腔炎(蓄膿症)は、耳鼻科での治療が必要です。
抗生物質やネブライザー治療などを受けることで、
膿や炎症が落ち着き、ニオイの原因も取り除かれます。
放置すると慢性化して最悪することも…
副鼻腔炎による口臭は、放っておくと慢性的になりやすく、
- 頭痛
- 喉の炎症
- 睡眠の質の低下
などにもつながる特典があります。
特に「自分ではない口臭」ほど舌なことはありません。
大切なのは、「歯やだけが原因じゃないか」と視点を変えることです。
まとめ:口臭の原因は「鼻の奥」にもあること
「歯も舌もきれいにしてるのに、特に口臭が…」そんなとき
は、「鼻や喉の奥」にも目を向けて見てください。
鼻の不調による口呼吸、鼻腔内の膿、喉の奥のニオイ。
これらはすべて、見た目が悪く、実際に口臭の原因になる要素です。
鼻と口は続いています。
だから、「鼻の健康」も口臭対策の大事な一部なんです。
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