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詰め物をしたのに痛い…これってよくあること?
虫歯の治療で詰め物(インレー・クラウン)をしたのに、
✅「まだズキズキする…」
✅「噛んだときに響くような痛みがある」
そんな違和感を抱えていませんか?
実は、詰め物をしたあとに痛みが残るのは珍しくないこと。
でもそのまま放置してしまうと、もっと大きなトラブルにつながることもあるんです。
詰め物のあとに痛みが出る主な原因
① 神経が過敏になっている
虫歯を深く削った場合、神経に近い部分が刺激されて一時的に過敏になることがあります。
→ この場合、数日〜1週間程度で自然に落ち着くことが多いです。
② 詰め物の高さが合っていない
詰め物の“噛み合わせ”が微妙にズレていると、
✅ 噛むたびに強く当たって炎症が起こる
✅ 顎や筋肉に余計な負担がかかる
→ この場合は再調整が必要になります。
③ 中の虫歯が再発している
いわゆる二次カリエス。
詰め物の下で虫歯が再発していると、治療しても痛みが続く可能性があります。
④ 詰め物の適合が悪い・浮いている
特に金属や保険の素材だと、フィット感が不十分なことも。
すき間から細菌が入り込み、炎症や感染を引き起こすリスクがあります。
いつまで痛みが続いたら要注意?
💡数日〜1週間で落ち着けば問題なし
💡2週間以上続く/強くなる/噛むと激痛 → 歯科を再受診
💡冷たいもの・熱いものにしみる → 神経に異常の可能性あり
我慢せず、遠慮なく歯医者さんに相談するのが大切です。
放置するとどうなるの?
「どうせそのうち治るでしょ…」と放置してしまうと、
▶ 神経の炎症が進行して根管治療が必要になる
▶ 詰め物のすき間から虫歯が進行し、再治療や抜歯になることも…
【早期対応=歯を守るカギ】です。
痛みが気になるときにできるセルフケア
・痛みがある側で噛まない
・刺激の強い食べ物(熱い・冷たい)を避ける
・市販の痛み止めを使う(我慢しすぎない)
・数日様子を見ても改善しなければ受診を
※自己判断で市販薬を連用し続けるのは避けましょう。
まとめ:痛みは「体からのサイン」、見逃さないで
詰め物治療後の痛みは、一時的なものもありますが、
「合ってない」「内部で悪化している」といったトラブルの前兆のこともあります。
「ちょっとでも気になる…」
その感覚を大事にして、早めの対処を心がけましょう。
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