仮歯のまま放置していたら大変なことに!?見落としがちなリスクと対処法

治療トラブル

「ちょっとの間だけ」と思って放置してない?

歯科治療で一時的に入れられる「仮歯(テンポラリークラウン)」。

✅ 次の予約が取れなかった
✅ 忙しくて通院を後回しにしてしまった
✅ なんとなく違和感がないままそのままに…

…そんな理由で仮歯のまま数週間〜数か月放置している人、意外と多いんです。

でも、実はそれ…とても危険なことなんです。


仮歯とは?あくまで“仮の歯”です

仮歯は、治療中の歯の形や噛み合わせを保つために一時的に装着するもの。
強度や耐久性が低く、長期間の使用には向いていません。

▶ 素材はプラスチック系が多く、割れやすい
▶ 歯茎とのすき間ができやすい
▶ 本来の歯の機能は備わっていない

つまり、仮歯は「一時しのぎ」。
本歯を入れるまでの“つなぎ”でしかないんです。


放置によって起こるトラブル

① 仮歯が外れたり、割れたりする

→ 中の歯がむき出しになり、虫歯や細菌感染のリスクが急上昇!

② 歯が動いてしまう

→ 仮歯がズレたり欠けたりすると、周囲の歯が移動して噛み合わせが狂うことも。

③ 歯茎が退縮する

→ 仮歯の適合が悪くなると、歯茎に炎症が起こり、歯周病のリスクも。

④ 本来の被せ物が入らなくなる

→ 歯が動いたことで、せっかく作った本歯が合わなくなる→再作製に…!


放置する前に知っておきたい:期間の目安

2〜3週間以内が理想的
✅ 1か月以上放置は要注意!
✅ 「次回いつ受診するか」を決めてから仮歯にすべし

※やむを得ず延期する場合でも、歯科に連絡して仮歯の状態を伝えることが重要です。


忙しくてもできるセルフチェック

・仮歯に違和感がないか?
・しみる・痛い・噛みづらいなどの症状は?
・グラグラしてない?割れてない?
・周囲の歯茎が腫れてない?赤くない?

ひとつでも気になるサインがあれば、早めの歯科受診を!


まとめ:仮歯は“休憩所”、目的地に向かうには乗り換えが必要

仮歯は「最終的な歯を入れるまでの準備段階」。
居心地が良くても、そこにずっといてはいけない場所です。

放置すると、かえって治療が長引いたり費用がかさんだりしてしまうことも…。

💡 忙しくても“放置しない勇気”を持つことが、健康な歯への近道ですよ!

コメント

タイトルとURLをコピーしました