目次
はじめに:「親知らずなんてそのままでいいでしょ?」が危険な理由
「親知らずが生えてきたけど、特に痛くないし大丈夫かな…」
「抜けるのが怖いから、放置しようかな…」
こんなに思っている方、ちょっと待ってください⚠️親知らずは
放っておいて【膿・腫れ・痛み】だけでなく、【顔の形が変わる】【骨が溶ける】といった深刻なトラブルにつながることも。
この記事では、親知らずを放置した場合に起こった「最悪の末路」をまとめました
。
親知らずの基本:どんな歯?なぜ問題になる?
親知らず(第三大臼歯)は、10代後半〜20代前半にかけて生えてくる奥歯です。普通にすごいこともあります
が、多くの人は以下のような問題を抱えています。
- すぐに起こらない(横向き・斜め)
- 一部しか顔を出さない、歯茎の中に埋もれている
- 手前の歯とぶつかっている(埋伏智歯)
今の状態の親知らずは、歯ブラシが届きづらく、細菌がたまりやすいのが特徴です。
その結果、炎症や膿の原因になります。
リスク①:歯茎の腫れ・膿(智歯周囲炎)
親知らずによる代表的なトラブルが「智歯周囲炎(ちししゅういえん)」です。
これは、親知らずの周囲に細菌がたまり、歯茎が腫れてしまう炎症のことです。
智歯周囲炎の主な症状
- 歯茎の腫れ
- 膿が出る
- 強い痛み
- 口が開けにくい(口障害)
- 発熱、倦怠感
炎症が進行すると、口腔内だけでなく全身にまで影響が及ぶ場合があります。
実際に、顎のリンパ節が腫れたり、顔が非左右対称になるほど腫れたりする例も報告されています。
リスク②:隣の歯までボロボロに
親知らずが斜めや横向きにやると、手前の第2大臼歯(7番)を押し出してしまうことがございます。これ
により、手前の歯が次のような被害を受けるリスクが考えられます。
- 虫歯(親知らずとの接触面から進む)
- 歯周病(炎症があれば)
- 歯の根が溶ける(吸収)
最悪の場合、親知らずだけでなく隣の健康な歯まで抜けることも。
リスク③:顔が腫れる・変形する
親知らずによるが慢性化すると、顔が腫れたり左右非対称になったり炎症するケース
も。
中には、以下のような変化が起きる事も:
- 一人だけ盛り上がって「エラが張った」ような状態に見える
- あご全体が盛り上がった
- 顎関節にも悪影響が出る
リスク④:骨の中の膿がたまる「骨髄炎」
親知らずの膿が深部に広がると、**あごの骨に感染症(顎骨髄炎)**することもあります。これはかなり
危険で、手術が必要になる場合もあります。
骨髄炎の主な症状:
- 顔や首まで盛り上がる
- 強い痛みで食事・会話も困難
- 膿が皮膚の外まで漏れる(瘻孔)
この段階まで進むと、抗生物質だけでは治らず、外科的な対応が必要です。
予防策:親知らずは早めのチェックがカギ!
ここまで読んで、「怖っ…😱」と思った方も多いかもしれません。
でも安心して。親知らずによるトラブルは、早めの検査と抜歯判断で十分に予防できます!
対策まとめ:
- 痛みや違和感がなくても、定期的な歯科検診を受ける
- レントゲンで親知らずの位置を確認
- 不安があればお早めに歯科医にご相談ください
- 膿や腫れが出たら即参加!(放置NG)
おわりに:放置のツケは「顔に出る」は無理かもしれない
「親知らずはそのままでOK」と思っていた方も、リスクを知れば考え方が変わるはずです。
「膿」や「腫れ」だけで済めばまだです。
でも、顔の変形や骨の感染といった重大なトラブルが起こる可能性もある以上、
「とりあえず様子を見る」はおすすめできません。
現症状が出る前に、信頼できる歯科医で一度チェックしてもらいましょう🦷
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